体重増加コーチの大畑です。
痩せすぎのお子様をもつ親御様からの問い合わせが最近増えてます。
体重増加プログラムは基本的に20歳以上の方(親権者の同意があれば16歳以上)を対象としていますが、中学生以上の方であれば状況によってはお申し込みを受け付ける場合もございます。
今回はお子様の健康的な体重増加を希望する親御様向けに、どのような状況ならお受けできるかご説明いたします。
親御様からの問い合わせの多くは以下の3つのパターンに分けられます。
- 痩せているお子様が心配なご相談
- スポーツに打ち込むお子様の体重が足りないご相談
- 摂食障害のお子様を持つ親御様からのご相談
それぞれの事例でご説明します。
痩せているお子様が心配なご相談
痩せていることは悪いことではありません。やせていても身体は健康で本人が悩んでいなければ全く問題はないのですが、生活に支障が出るほど痩せていたり、本人が悩んでいるとなると話は変わります。
例えば、もともと痩せやすい体質で、小学校の頃から痩せていた子供が中学に入り、身長は急激に伸びているが体重があまり増えずに相対的にかなり痩せてしまい、極度に疲れやすくなったり、体育の授業についていけないようなケースのご相談が度々ございます。
他にによくあるご相談は、小さい頃から痩せてはいたものの、身体的には健康で体力も人並みにあって何も問題はなかったのが、中学や高校生になった辺りから人から痩せていると言われるようになり、急に自分の体が気になって、悩み始める場合です。
親御様自身が子供の頃から痩せている場合は、痩せすぎで見た目を言われたり体力面で大変だった経験をしているので、自分の子供の頃を思い出して、「今のうちになんとかしたい」とかなり真剣に相談されます。
いずれのご相談も親御様の気持ちはとてもよくわかるのですが、私が最も重要だと考えるのは本人がどう思っているかです。
痩せていても本人が気にしていない場合もありますし、痩せている事に悩んではいても、だからといって努力してまで体重を増やすことは考えていない場合もあります。
子供が思春期に当たる場合は周りから見た印象と本人にとっての重要度が異なる事も多いので、痩せていることを周りから言われることよりも、他にもっと大きな悩みが実はあるという事も珍しくありません。
その為、このようなご相談をされた時にまず確認するのは本人の意志です。家庭で話し合って、親と子の間に認識のズレがないかを必ず確認しあって頂きます。
また、カウンセリングを親子で一緒に受ける事も条件になります。面談に来られない遠方にお住いの場合は、スカイプなどでビデオ通話によるカウンセリングも可能です。
ケースバイケースですが、親と子が十分なコミュケーションをとっており、お互いが協力しながら前向きに体重を増やす努力ができると判断した場合は、お受けいたしております(但し、中学生以上に限ります)。
この記事をお読みの方で、もしご自分のお子様の体重増加のサポートをご希望される場合は、まずはフォームからお問い合わせください。
スポーツに打ち込むお子様の体重が足りないご相談
シリアスにスポーツに打ち込む子供がスポーツでのパフォーマンスを高めるために体重増加させたいというご相談も時々ございます。
所属しているクラブのコーチなどに、痩せすぎだから体重を増やすように言われているが、沢山食べているのでこれ以上どうすればいいかわからないといったご相談です。
プロのスポーツ選手を目指している場合など、かなり本格的に行なっているようなケースもあり、そのような場合だど練習に当てる時間もかなり長く、消費カロリーが非常に高い事が予想されるので、体重を増やす難易度が高いケースもあります。
長時間の練習による関節や内臓の負担などを考慮するとあまり若い段階で無理に体重を増やすことはお勧めできないので、このようなケースの場合は、高校生以上でないと基本的にお受けしない事が多いです。とはいえ、例えば、今行なっている方法が内臓に多くの負担がかかるような非科学的な方法の場合(例えばコーチの指導で揚げ物などハイカロリーのものを無理に食べているような場合)はこちらで指導した方が良いので、状況によってはお受けする可能性もございます。
こちらのケースでも上記と同様に、本人の意思がとても重要です。親子共にカウンセリングを受ける事も条件となります。こちらもフォームからお問い合わせください。
摂食障害のお子様を持つ親御様からのご相談
お子様が摂食障害という切実なご相談もあります。
この場合は残念ながら全てお断りしております。弊社は医療機関ではないため、メンタル的なものも含めて医療が扱うべき領域にある状態に対して、医学的な判断も適切な処置もできません。栄養や消化を考えて何を食べるかのアドバイスはできますし、どのような運動が体作りによいかも分かりますが、摂食障害の場合は適切な食事を教えるだけで克服できる状況ではないので、とても残念ですが私のできる範囲を超えております。
従いまして、お子様がこのような状態にある場合は、専門の医師にご相談ください。
過去に摂食障害があった場合でも、現在は完治しており、普通に食べる事ができる(食に対する強いこだわりなどがない)段階にあれば、ご相談に乗れる場合もございます。
いずれの場合もご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。